【基本コンセプト】

 シニアならではの、シニア参加型の事業を行います。これを各分野、世代のメンバーがサポートします。
 事業規模が例え小さくても、きちんとビジネスに繋げていけるような事業を行いたい。
 このため、シニアのネットワーク活用(電子メール、webなど)と、それらを通じてのコミュニケーションを活発化するために、NCF98のSENVEIワーキング・グループが、リテラシーでの応援、相互のコミュニケーションの活発化などの協力等を行っていくものとします。
 【事業事務局体制等(通産省の『シニアベンチャー事業補助』等を想定した場合)】
 (社)北海道シルバーサービス振興会(以下、シルバー振)に事務局を置くものとする。
 ここが、経費(但し、具体的な事業費がついた場合ですが…)、人員確保等の事務局的な機能を果たすものとする。
※ これは、あくまでも(案)なので、事務局機能(どういういうことをお願いするのか)やそもそも事務局をシルバー振に置くのかどうかも、まだ検討段階です。

【事業企画(案)】

○シルバー振会員への情報提供サービス等の電子化の請負・内容等アドバイス事業
  ・会報情報のweb化等
  ・インターネット、データ放送を活用しての独自な情報提供サービス

○公共端末等を活用したパブリック・アクセス便利化事業
 官公庁などのロビーに公共端末を設置し、「自分が何をしたい、知りたい。」のかによって即時に検索可能な環境を提供する。
 その設置やシステム開発、データベース構築、コンテンツ開発等に関する事業を行う。
 官公庁関連情報サービスとしては、この他に研修情報、広報なども考えられる。

 また、こうした公共端末等を利用して、高齢者向け各種情報サービス(ヘルパー、介護施設、関連団体)を行う。情報提供の汎用性、フレキシビリティを確保するため設置した事業事務局から電話、ファックス、データ放送など様々な通信機器、メディアを活用して、情報提供出来る仕組みを検討し、実施する。

 また、こうしたネットワークビジネスには、<課金>の問題が発生するが、
 ・コマーシャルの導入(個別企業との契約)
 ・会費制の会員情報としての提供
 ・代行検索サービス実施
 ・ファックス・サービス時
………などで、有料化していける仕組みも併せて検討し、実施する。

○web、電子メール等を活用した、「原稿校正サービス」事業
 記事、シナリオ、寄稿文、短歌・俳句等、希望のあった原稿について、電子媒体の即時性、校正の容易さ等を活かして「原稿校正サービス」を行う。
 具体的には「ここに1センテンスが必要…」とか、「経験を持つ人の意見をお聞きしたい」といった部分等に役に立つ。

○新聞社、雑誌社等への記事・画像・情報提供サービス事業
 例えば、新聞社などと契約を結び、各地域のSENVEIメンバーが取材等の情報提供で協力する(ex:文化・芸術情報、季節情報、観光情報、食べ物屋情報等々)。
 また、予め画像データベースを構築し、新聞社、雑誌社などが必要とする(道内の?)ものを即日提供出来る体制を作り、事業を行う。

○ハンコ、名刺等、制作サービス事業
 ハンコ屋さんや名刺屋さんにも電子媒体の導入必要性が提言されているが、なかなか進まないのが実態。また、特に名刺については、校正、制作等により迅速性が望まれているにも関わらず、従来型では数日を要し、またスピードサービスではコスト高となっている。
 ここに着目し、いくつかの関係業者と契約を結び、ネットワークを活用してこれらをより安価に提供出来る仕組みを作り、事業を行う。(ex:名刺のweb上での校正など)

○「漬け物」等、シニア経験提供型事業
 「お漬け物」などについて、ノウハウを持つシニアを中心として、場所を設定し、「漬け方講座」などを開催。
 そして、「漬け場所」も提供して、漬け物を生産し、販売等のプロセッシングも検討する。