判定基準について

三谷です


>中山です
>>
>>BMIも肥満度も計算の基礎となる要件は同じなので、
>>見た目にわかりやすい肥満度のほうがいいかもしれませんね。
>>ということで、肥満度のほうにしましょう。
>>
>>参加資格が肥満度20%以上だから、体重を20%減らすことが
>>目標となりますね。たとえば、
>>  90Kgの人は18Kg減らす。
>>  80Kgの人は16Kg減らす。
>>  70Kgの人は14Kg減らす。
>>  60Kgの人・・・には肥満度20%はいないかな?
>>というあたりなら4ヶ月で十分いけそうですね。
>>
<略>
>
>チェッカーで計算し、表に記載しました。
>このチェッカーでいう肥満度は脂肪率とは違うのですか?
>わからなくなってきた。

肥満度と脂肪率は違います。

肥満度について:
 生活習慣病(成人病)が多発する“ハイリスク集団”と、
 身長・体重から計算した肥満度(実際はBMI)に
 相関があるとして区切られたのが肥満度20%です。
 つまり、統計上“肥満度20%以上=生活習慣病罹患率が高い”
脂肪率について:
 肥満度だけでは生活習慣病罹患を説明しきれないところがあって、
 注目されているのが脂肪率です。脂肪率は体重中の脂肪の占める
 割合です。たとえば、170cm/63Kgの人は標準とされますが、
 体重63Kg中の脂肪が、18%の人もいれば30%の人もいます。
 その場合、30%の人の方が生活習慣病にかかりやすいのです。

これら2つの尺度が広まったのには、生活習慣病(とくに糖尿病)の
発症メカニズムが分かってきたことに原因があるようです。
生活習慣病は、生体ホルモン(インスリンなど)によって引き起こされる
ことが分かっていましたが、最近はそのホルモンの分泌に“脂肪細胞”が
深く関わっていることが分かってきています(脂肪細胞から、インスリン
抵抗性作用物質が分泌されて糖尿病を引き起こすなど=>細胞の防衛機能)。
よって、脂肪細胞の肥満度合いとその量をとらえている“脂肪率”が
重要なわけです。
生活習慣病と脂肪細胞の関わりが明確でなかったころの調査では
“身長・体重と罹患率”、現在は“脂肪率と罹患率”の相関が
注目されているということです。

用語解説:
 インスリン:
   血中糖分を脂肪に変えて(コンパクトにして)脂肪細胞に
   取り込ませる機能のあるホルモン。就寝前に多く分泌
   されるので、寝る前に食べると“確実に”太ります。
 インスリン抵抗性作用物質:
   TNF−α。脂肪細胞が脂肪を満杯にためるまたは破裂する
   ときに出てくる腫瘍壊死因子。結果的に脂肪をためきれないときに
   インスリンの働きを抑制してしまう。

#昔は太っていれば脂肪が多いといえたかもしれませんが、
#現在はディスクワークなど“体を動かさない”仕事が多いので
#脂肪がたまりやすく、一概に肥満度などでハイリスク集団をくくることは
#できなくなってきたのではないでしょうか。

>ともかく滝澤さんは、男女の区別なくても肥満度は23で、20に落とすには
>1.5kg痩せればOKなのだと思うのです。
>
>滝澤さんが0.5kgやせるということは(33.3%の進捗率)、大野さんが8kg
>痩せることと同じなのです。(私の考えからすると)。

肥満ではないところまで体重を落とすことには変わりないですが、
私の考えは“どうせなら標準体重に近づける”です。
肥満度20%以上が参加条件なら、肥満度0%にするのがベストですが、
30%の人が仕事もしながら0%に(30%減)というのは体を壊し
かねないので一律に“○○%落とす”がいいのではないかと考えて
20%減としました。肥満率20%ぎりぎりの人が20%にでは
“ダイエット”の張り合いがないのでは?とも考えています。
どうせなら、“肥満でなくなる”よりは“標準体重に近づく”の
ほうがいいのではないでしょうか。
                    => 滝澤さんのご意見は?
20%減にそれほど根拠があるわけではありませんので、10%減でも
いいかもしれません。

>この勝負、滝澤さん有利とすでに予想しますが(笑)。

私の考えでも滝澤さん有利ですが、真剣にダイエットしないと
優勝できません。

>この1.5kが大変なのだろうか?
>
>いづれにせよ滝澤さんはそんなに太っていないのだ。

脂肪率は軽肥満でしたので、一般的に言う やや“固太り”では
ないでしょうか?運動不足よりもたんぱく質の取りすぎかも。

>判定方法は、私の考えかたで良いのでしょうか?

以上から、“○○%減らす”がいいと思っていますが、どうでしょか?

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E-mail: M. Mitani